Supabase vs Neon 比較

Postgresを中心に据えたフルバックエンド:auth、storage、realtime、functions

VS
Neon

純粋なサーバーレスPostgres:copy-on-writeブランチング、今やDatabricksのエンジン

19 分で読了Backend

クイック結論

これは「どちらが優れているか」ではなく「自分に何が必要か」という問いだ。Auth+Storage+Realtime+Functionsを成熟した形で単一プラットフォームから求めるならSupabaseを選ぶべきだ。Postgresのみ+ブランチ単位のPR運用+コンピュート秒課金を求めるならNeonのほうが強力だ — Auth/Storage/Functionsは2026年9月17日にGAになったが、実運用での実績はまだはるかに短い。 Prisma/Drizzleはどちらでも動くが、プーラーのトランザクションモードではprepared statementの非互換性があり、追加設定が必須だ。ORMの選択自体が判断を左右するわけではない。

SupabaseNeon
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スコア比較

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詳細スコア

詳細スコア: Supabase Neon — カテゴリー別10点満点のスコア
カテゴリーSupabaseNeon
パフォーマンス
8/10
8/10
学習のしやすさ
8/10
7/10
エコシステム
9/10
6/10
コミュニティ
9/10
6/10
求人市場
6/10
6/10
将来性
8/10
7/10

長所と短所

Supabase

長所

  • Auth、Storage、Realtime、Edge Functionsが単一プロジェクトで既製かつGA — 別サービスを統合する必要がない
  • Row Level Security(RLS)によるデータベースレベルの認可、クライアントから直接行える安全なクエリ
  • Docker Composeによる本物のセルフホスト選択肢、テレメトリなし
  • 広範なリージョンカバレッジ(17の特定AWSリージョン+3つのリージョングループ)
  • パスキーを含む成熟したAuth(2026年6月ベータ)、幅広いソーシャル/SSOプロバイダーリスト
  • PipelinesによるPostgres→BigQuery CDC(2026年7月21日パブリックアルファ)およびUnified Logs(2026年7月16日オープンベータ)
  • オープンソース(Apache-2.0)、約11万600個のGitHubスター(2026年9月23日)を持つ大規模なコミュニティ
  • 独立企業 — 2026年6月に5億ドルのSeries F、ロードマップは外部プラットフォームの戦略に縛られない

短所

  • セルフホスト版にはbranching、マネージドbackup+PITR、platform APIなどのマネージドプラットフォーム機能がない
  • Freeプランのプロジェクトは1週間の非アクティブ後にpauseする — 手動/自動でのunpauseが必要で、Neonの数秒での自動復帰に比べると遅いモデル
  • ブランチはマイグレーションベースでseedデータから始まる — プロダクションデータの本物のコピーではない(Neonのストレージレベルcopy-on-writeクローンに比べると浅い)
  • 固定ティア料金(Pro月額25ドル、Team月額599ドル)は、小規模プロジェクトではNeonのきめ細かいコンピュート秒モデルに比べて柔軟性が低い場合がある
  • Prisma/Drizzleでプーラーのtransaction-modeにおけるprepared statementの非互換性は既知の問題(回避策が必要)

最適な用途

Auth+Storage+Realtime+Edge Functionsを単一プラットフォームから既製で求めるプロダクトチームRLSによるクライアント側の安全なクエリを設計するモバイル/Webアプリケーションセルフホスト要件があり、完全な制御を手元に置きたい企業チーム迅速なMVPからスケールするSaaSへと単一プラットフォーム上で成長する製品ベンダーロックインのリスクを、大手クラウドプラットフォーム(Databricksのような)ではなく独立企業に委ねたい人々

Neon

長所

  • ブランチ=ストレージレベルの完全なcopy-on-writeクローン、プロダクションデータ付き — Vercel連携により各プレビューデプロイで自動的に作成される
  • Scale-to-zero:5分の非アクティブ後にサスペンド、再アクティブ化は数百ミリ秒
  • PgBouncerベースのコネクションプーリングは最大10,000の同時接続までスケールする — serverless/edge関数向けに設計されている
  • Neon backend GA(2026年9月17日):単一の`neon.ts`ファイルからAuth+Storage+Functions+AI Gatewayを含むバックエンド全体をブランチ可能
  • きめ細かいコンピュート秒課金 — 小規模/不規則なトラフィックのプロジェクトでは固定ティアより安くなる場合がある
  • オープンソース(Apache-2.0)、完全なPostgres互換性、独自ロックインの主張はない

短所

  • Auth(Managed Better Auth)、Object Storage、Functionsは2026年9月17日にGAとなった — つまり、Supabaseの何年も本番環境で成熟してきた同等機能に比べて実運用での実績ははるかに短い
  • Object Storageはわずか4つのAWSリージョン(オハイオ、N.バージニア、フランクフルト、シンガポール)のみ — Supabaseのstorage/realtimeが稼働する広範なリージョン範囲に比べて狭い
  • プロジェクト作成後はリージョンを変更できず、移動するには新規プロジェクト+マイグレーションが必要
  • 2025年5月14日にDatabricksに買収された — 製品は今や「Lakebase Postgres, by Databricks」と位置づけられ、独立したロードマップではなく大手プラットフォーム企業のレイクハウス戦略に依存している
  • 本調査では公式で独立したセルフホストDockerガイドは見つからなかった — セルフホストの出口はSupabaseほど明確に文書化されていない

最適な用途

ブランチ単位のPR CI/CDフローを構築し、プレビュー環境で実際のプロダクションデータを使いたいチームPostgresのみを求め、独自のauth/storage/realtimeレイヤーを選びたいアーキテクチャserverless/edgeランタイム(Vercel Edge、Cloudflare Workers)からHTTPベースのドライバーで接続するアプリケーション不規則/低トラフィックのプロジェクトでコンピュート秒ベースの課金から恩恵を受けたい人々Databricks/Lakehouseエコシステムに既に統合されている企業のデータチーム

コード比較

Supabase
// Supabase — RLS保護されたクエリ + Storageアップロード(TypeScript)
import { createClient } from '@supabase/supabase-js'

const supabase = createClient(
  process.env.SUPABASE_URL!,
  process.env.SUPABASE_ANON_KEY!
)

// RLSポリシー"select_own_posts"で保護されたテーブル
const { data: posts, error } = await supabase
  .from('posts')
  .select('id, title, created_at')
  .eq('author_id', userId)
  .order('created_at', { ascending: false })
  .limit(20)

if (error) throw error

// 同じプロジェクト内のStorage — 署名付きアップロードURL
const { data: uploadUrl } = await supabase.storage
  .from('avatars')
  .createSignedUploadUrl(`${userId}/profile.png`)

// Realtime — Postgres Changesによるライブリスニング
supabase
  .channel('posts-changes')
  .on(
    'postgres_changes',
    { event: 'INSERT', schema: 'public', table: 'posts' },
    (payload) => console.log('Yeni post:', payload.new)
  )
  .subscribe()
Neon
# Neon — CLI + serverlessドライバー(bash + TypeScript)

# --- bash:PRごとにブランチを作成/削除(CIステップ) ---
# 1) メインブランチから即座にcopy-on-writeクローンを作成
neon branches create \
  --project-id $NEON_PROJECT_ID \
  --name "preview/pr-${PR_NUMBER}" \
  --parent main

# 2) このブランチのpooled接続文字列を取得
neon connection-string "preview/pr-${PR_NUMBER}" --pooled

# 3) PRがクローズされたらブランチを削除(クリーンなプレビュー環境)
neon branches delete "preview/pr-${PR_NUMBER}" --project-id $NEON_PROJECT_ID

// --- TypeScript:serverless環境(Vercel Edge/Cloudflare Workers)でのHTTPベースドライバー ---
import { neon } from '@neondatabase/serverless'

const sql = neon(process.env.DATABASE_URL!) // pooled、PgBouncerの裏側

const rows = await sql`
  SELECT id, title, created_at
  FROM posts
  WHERE author_id = ${userId}
  ORDER BY created_at DESC
  LIMIT 20
`

結論

これは「どちらが優れているか」ではなく「自分に何が必要か」という問いだ。Auth+Storage+Realtime+Functionsを成熟した形で単一プラットフォームから求めるならSupabaseを選ぶべきだ。Postgresのみ+ブランチ単位のPR運用+コンピュート秒課金を求めるならNeonのほうが強力だ — Auth/Storage/Functionsは2026年9月17日にGAになったが、実運用での実績はまだはるかに短い。 Prisma/Drizzleはどちらでも動くが、プーラーのトランザクションモードではprepared statementの非互換性があり、追加設定が必須だ。ORMの選択自体が判断を左右するわけではない。

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FAQ

よくある質問

短い答えはニーズ次第だ。純粋でブランチ可能なサーバーレスPostgres+最小限のベンダーロックインを求めるならNeon、auth・storage・realtime・edge functionsを単一プラットフォームから既製で求めるならSupabase。判断は本来「どちらが人気か」ではなく「自分に必要なのはプラットフォームか、それとも単なるデータベースか」という問いに帰着する。

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